VPNおすすめ無料4選!運営元とデータ上限で選ぶ安全な使い方

カフェやホテルのフリーWi-Fiにつなぐたびに、通信をのぞかれていないか不安になる人は少なくありません。VPNを入れたいけれどお金はかけたくない、でも「無料VPNは危ない」という話も聞く。結局どれを入れればいいのか分からず、そのまま使い続けてしまうケースはよくあります。
私は中小企業の社内SEとして10年ネットワークを運用し、無料・有料あわせて8つのVPNを自腹で試してきました。この記事では、運営元とデータ上限という2つの物差しで、安心して使える無料VPNを4つに絞り、今日から使い始める手順までまとめます。
この記事で比べたVPN4つ(2026年10月時点)
- Proton VPN:無料プランは1台まで、データ量の上限なしと公式サイトが明記
- Windscribe:無料プランはメール認証で月10GBまで、接続先の国を選べる
- hide.me:無料プランは月10GB・1台まで、カード登録なしで始められる
- NordVPN:無料プランはなし。有料版は購入から30日以内の申し出で返金を受けられる返金保証つき
無料VPNは運営元とデータ上限で選ぶのが安全な理由

結論から言うと、無料VPNは「運営会社が公開されているか」と「データ上限・台数制限の中身」の2点で選べば大きく外しません。VPNは通信をすべて預ける仕組みなので、誰に預けるかが速度や機能より先に来ます。そのうえで、自分の使い方に上限が足りるかを確かめる順番が合理的です。
運営会社が見えない無料VPNを避けたい理由
VPNに接続すると、端末から出る通信はいったんVPN事業者のサーバーを通ります。つまり事業者側は、その気になれば接続先や接続時間を記録できる立場にあります。運営会社の名前や所在地が分からないアプリは、データの扱いを確かめる手段がありません。
私も以前、アプリストアの上位にあった無料VPNを入れたところ、プライバシーポリシーに運営会社の住所すら書かれていなかったことがあります。すぐに削除しましたが、それ以来インストール前に公式サイトの会社情報を見る習慣をつけています。入れる前に会社名・所在地・ポリシーの3点を確認しておきましょう。
データ上限と接続台数で使い勝手が決まる
運営元に問題がなくても、無料プランにはほとんどの場合、何らかの制限があります。代表的なのは月のデータ上限、同時に使える台数、選べるサーバーの国の3つです。月10GBなら、メールやSNS、調べものが中心の使い方には足りることが多い一方、動画を長時間見るとすぐに使い切ります。
私の場合、出張中にスマホだけでVPNを使うと、1週間でおよそ3〜4GBでした。この量なら10GBの上限でも収まりますが、PCでも使い始めると台数制限に引っかかります。自分が「何台で」「月にどのくらい」使うかを先に決めると、選ぶサービスが自然と絞れます。
たくみまずは『誰が運営しているか』を公式サイトで見てください。
候補が決まったら、そのサービスの公式サイトで会社情報とプライバシーポリシーのページを開いてみてください。
無料VPNでできること・できないこと


無料VPNは、フリーWi-Fiでの通信を暗号化して守るという基本の役割はきちんと果たします。ただし有料版と比べると、速度・接続台数・サーバーの選択肢に制限があります。何に使うかを決めておくと、無料で十分か、有料を検討すべきかがはっきりします。
フリーWi-Fiの通信を暗号化する用途には向く
カフェ、駅、ホテル、空港などのフリーWi-Fiは、同じネットワークにいる他人と回線を共有しています。パスワードのかかっていないWi-Fiでは、暗号化されていない通信が第三者に見られるおそれがあります。VPNを通すと端末とVPNサーバーの間が暗号化されるので、こうしたリスクを下げられます。
この用途なら、使うのはWi-Fiにつないでいる間だけです。私も出張先ではホテルのWi-Fiにつなぐときだけ無料VPNをオンにしていて、データ上限で困ったことはほとんどありません。外出先のWi-Fi対策が目的なら、無料プランから始めて様子を見るのが現実的です。
動画視聴や常時接続には向かない
一方で、動画配信サービスを長時間見る、PCとスマホで常にVPNをつなぎっぱなしにする、といった使い方は無料プランの制限とぶつかります。データ上限があるサービスはすぐに使い切りますし、上限がないサービスでも台数や速度の面で不便を感じやすくなります。
また、動画配信サービス側がVPN経由のアクセスを制限している場合もあり、利用規約に反する使い方になることもあります。複数台で毎日長時間使うなら、最初から有料プランを候補に入れたほうが手間が少なくて済みます。
自分の用途がフリーWi-Fi対策中心なのか、常時接続なのかを一度書き出してから、次の比較表を見てください。
おすすめ無料VPN4選の比較表


4サービスの無料プラン(NordVPNは有料プラン)を、データ上限・台数・国の選択・運営元・始めやすさで並べました。数値はいずれも2026年10月時点で各社の公式情報などから確認したもので、変更されることがあります。登録前に公式サイトで最新の条件を確認してください。
| サービス | 無料プラン | データ上限 | 同時接続 | 国の選択 | 運営元 |
|---|---|---|---|---|---|
| Proton VPN | あり | 上限なし(公式サイトの記載) | 1台 | 選べない(自動接続) | Proton AG(スイス) |
| Windscribe | あり | 月2GB、メール認証で月10GB | 制限は公式で確認 | 無料対象の国から選べる | Windscribe(カナダ・トロント) |
| hide.me | あり | 月10GB | 1台 | 無料対象の国から選べる | マレーシア拠点の企業 |
| NordVPN | なし | 上限なし(有料) | 複数台(有料) | 選べる(有料) | Nord Security |
表から分かるとおり、データ量を気にせず使いたいならProton VPN、接続する国を選びたいならWindscribeかhide.meが候補になります。NordVPNは無料プランがない代わりに、購入から30日以内なら申し出で返金を受けられる返金保証(2026年10月時点)を使って有料版の使い勝手を確かめられるという位置づけです。



迷ったら、データ上限のないProton VPNから試すのが手堅いです。
気になるサービスがあれば、表のリンクから公式サイトの料金・プランのページを開いて条件を確かめてみてください。
VPNおすすめ無料ランキング


ここからは、運営元の透明性とデータ上限の扱いを重視して4サービスを順位付けしました。順位は私が実際に使った体験と、2026年10月時点の公式情報をもとにした判断です。各サービスの弱みもあわせて書いているので、自分の使い方に合うかで選んでください。
1位 Proton VPN:無料でもデータ量を気にせず使える
Proton VPN(公式サイト)は、暗号化メールのProton Mailでも知られるスイスのProton AGが運営しています。公式サイトは、無料プランでもデータ量や速度の上限を設けず、広告も表示しないとしています(2026年10月時点)。
私がいちばん長く使っているのもこのサービスで、出張中に残りデータを気にしなくていい気楽さは大きいと感じています。弱みは、無料プランが1台までで、接続する国を自分で選べない点です。スマホ1台でフリーWi-Fi対策をしたい人にはまず候補に入れてほしいサービスです。
2位 Windscribe:メール認証で月10GB、国も選べる
Windscribe(公式サイト)は、カナダのトロントを拠点に2016年に設立されたVPN企業です。無料プランはメールアドレスなしだと月2GB、メールアドレスを登録して認証すると月10GBまで使えます(2026年10月時点)。
無料でも接続先の国を一覧から選べるのが便利で、私は接続先を変えて速度を比べるときに重宝しました。弱みは、上限を使い切ると翌月のリセットまで無料ではつながらない点です。月10GBで収まる使い方なら、Proton VPNと並ぶ有力な選択肢になります。
3位 hide.me:カード登録なしで月10GBから始められる
hide.me(公式サイト)は、2012年からVPNを提供しているマレーシア拠点の事業者です。無料プランは月10GBまで、同時接続は1台までで、クレジットカードを登録せずに使い始められます(2026年10月時点)。
アプリの画面がシンプルで、VPNを初めて使う家族に入れたときも迷わず操作できていました。弱みは、10GBを超えるとサーバーの場所を選べなくなる点です。カード情報を一切入れずに試したい人に向いています。
4位 NordVPN:無料の制限が合わないときの有料候補
NordVPN(公式サイト)には無料プランがありません。そのかわり有料プランには30日間の返金保証があり、購入から30日以内にサポートへ申し出れば返金を受けられるとしています(2026年10月時点。購入方法によって手続きが異なる場合があります)。
私は無料プランの台数制限が窮屈になったとき、購入から30日以内という返金保証の期間を使ってPCとスマホの同時接続を試しました。弱みは、使い続けるには月額または年額の料金がかかる点で、料金は公式サイトで確認が必要です。無料VPNで物足りなくなったときの次の一手として覚えておくと便利です。
上位から順に公式サイトを開き、自分の端末台数と使うデータ量に合うプランかを確認してみてください。
用途別の選び方


ランキングはあくまで目安で、最適な1つは使い方によって変わります。判断の分かれ目になるのは「データ量を気にしたくないか」と「接続する国を選びたいか」の2点です。どちらを優先するかで、入れるサービスを決めると迷いません。
データ量を気にせず使いたいならProton VPN
フリーWi-Fiにつなぐ時間が長い人、月の使用量が読めない人には、データ上限のないProton VPNが向いています。月10GBのサービスだと、月末に残量を気にしてVPNをオフにする場面が出てきますが、それでは本来の目的を果たせません。
私自身、10GBのサービスを使っていたころは、残りが少なくなるとVPNを切ってホテルのWi-Fiにつないでいました。上限を気にせず「つなぐときは毎回オン」を続けられるのが、上限なしの無料プランのいちばんの価値だと感じています。
接続する国を選びたいならWindscribe
海外出張や旅行のときに、近い国のサーバーを選んで速度を確保したい人にはWindscribeが向いています。Proton VPNの無料プランは接続先が自動で決まるため、場所によっては遠いサーバーにつながって速度が落ちることがあります。
使用量が月10GBに収まるなら、Windscribeで国を選び、上限が心配な月だけProton VPNに切り替える使い方もできます。私はこの2つをスマホに入れておき、状況に応じて使い分けています。ただし、同時に2つをオンにする必要はありません。



2つ入れておくと、片方がつながらないときの保険になります。
自分の優先順位が決まったら、該当するサービスの公式サイトからアプリをダウンロードしましょう。
無料VPNの始め方


ここではProton VPNを例に、アカウント作成から接続確認までの流れを紹介します。他のサービスも大まかな流れは同じで、慣れていない人でも10分ほどで終わります。アプリは公式サイトか、公式サイトから案内されるアプリストアのページから入手してください。
アカウント作成からアプリ接続まで
- 公式サイトを開き、無料プランを選んでアカウントを作成する
- 公式サイトの案内に沿って、スマホやPCにアプリをインストールする
- アプリにログインし、接続ボタンを押す
- VPN構成の追加を求められたら許可する
アプリストアで検索すると、名前の似たアプリが並ぶことがあります。私は一度、アイコンの似た別のアプリを開きかけたことがあるので、公式サイトのリンクからストアに移動するようにしています。開発元の表示が運営会社名と一致しているかも確認しておきましょう。
接続できたか確認する方法
接続後は、アプリの画面に「接続済み」と表示され、スマホなら画面上部に「VPN」のアイコンが出ます。念のため、IPアドレスを確認できるサイトを開き、表示される場所が自分のいる場所ではなくVPNサーバーの国になっているかを見てください。
もう一つ確認したいのが、Wi-Fiにつないだときに自動でVPNがオンになる設定です。サービスによっては設定画面から有効にできるので、オンにしておくとつなぎ忘れを防げます。私はこの設定を入れてから、ホテルでVPNを忘れることがなくなりました。



Wi-Fi接続時に自動でオンになる設定は、最初に済ませておきましょう。
この記事を閉じる前に、まずは1つ目のアプリをインストールして接続ボタンを押してみてください。
無料VPNを使うときの注意点


VPNは便利な道具ですが、入れただけであらゆるリスクがなくなるわけではありません。守れる範囲と守れない範囲を知っておくと、ほかの対策と組み合わせて考えられます。また、VPNアプリそのものを選ぶ段階にも落とし穴があります。
注意:VPNは通信の盗み見のリスクを下げるものです。偽サイトでのパスワード入力やウイルス感染までは防げません。各サービスの条件は変わることがあるため、利用前に公式サイトで最新の規約と料金を確認してください。
VPNでも防げないことがある
VPNが守るのは、端末とVPNサーバーの間の通信です。本物そっくりの偽サイトにIDやパスワードを入力してしまう、怪しい添付ファイルを開いてしまう、といった被害はVPNでは防げません。URLの確認やOS・アプリの更新は、VPNを使っていても欠かせない対策です。
社内SEとして相談を受けてきた経験でも、トラブルの多くはVPNの有無より、メールのリンクを不用意に開いたことが原因でした。VPNは対策の一つと割り切り、二段階認証の設定なども合わせて進めておくと安心感が増します。
出所の分からないVPNアプリに注意
アプリストアには、運営会社の情報がほとんど書かれていない無料VPNアプリも並んでいます。広告表示や利用データの収益化で運営費をまかなっているケースもあり、プライバシーポリシーを読まないまま入れるのはおすすめできません。
判断に迷ったら、運営会社名・所在地・ログの扱いが公式サイトに明記されているかを見てください。この記事で紹介した4サービスは、いずれも運営元を確認できたものに絞っています。今入っているVPNアプリがあれば、同じ観点で一度見直してみましょう。



VPNは万能ではないので、二段階認証もセットで設定しましょう。
よくある質問


- 無料VPNだけで公共Wi-Fiは安全になりますか?
-
通信の盗み見のリスクを下げる効果はありますが、それだけで安全とは言い切れません。偽サイトへの入力やウイルス感染はVPNでは防げないため、URLの確認、OSやアプリの更新、二段階認証の設定と組み合わせて使うことをおすすめします。
- Proton VPNの無料プランはなぜデータ上限がないのですか?
-
Proton VPNは、有料プランの利用者の料金で無料プランを支える仕組みだと公式サイトで説明しています。そのかわり無料プランは1台まで、接続する国を選べないなどの制限があります。条件は変わることがあるので、2026年10月時点の情報として公式サイトで確認してください。
- 無料VPNを2つ入れて使い分けてもいいですか?
-
2つ入れておくこと自体は問題ありません。たとえばWindscribeで国を選び、月10GBの上限が近づいたらProton VPNに切り替える、といった使い分けができます。ただし同時に2つをオンにすると接続が不安定になることがあるので、使うのは1つずつにしてください。
- スマホとPCで同じ無料VPNを使えますか?
-
アカウントは共通で使えますが、Proton VPNやhide.meの無料プランは同時接続が1台までです。スマホとPCを同時につなぎたい場合は、使う時間をずらすか、有料プランを検討してください。購入から30日以内の申し出で返金を受けられる返金保証つきのNordVPN(2026年10月時点)のような有料版で試してから決める方法もあります。
今日のうちにProton VPNを入れてフリーWi-Fiを守ろう


無料VPNは、運営元が公開されているか、データ上限と台数が自分の使い方に合うかの2点で選ぶのが近道です。この記事で比べた4サービスを振り返ると、次のように使い分けられます。
- データ量を気にせず1台で使う:Proton VPN
- 月10GB以内で国を選びたい:Windscribe
- カード登録なしで月10GBから試したい:hide.me
- 複数台で常時使いたい:NordVPN(有料。購入から30日以内の申し出で返金保証あり、2026年10月時点)
迷ったら、まずはProton VPNの公式サイトからアカウントを作り、スマホにアプリを入れてみてください。読み終えて10分あれば、次にフリーWi-Fiへつなぐときから通信を暗号化できます。
この記事を書いた人:たくみ
中小企業の社内SEとして10年、社内ネットワークとリモートアクセスの運用を担当。出張先のホテルWi-Fi対策をきっかけに、無料・有料あわせて8つのVPNを自腹で試してきました。出所の分からない無料アプリを入れて慌てて消した失敗もあります。
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