【速報】2020.03.23

文化庁があいちトリエンナーレ2019に対する助成金全額不交付を撤回しました。署名いただいた皆様、応援いただいた方々には厚く御礼申し上げます。私たちは求めていた全額再交付という形ではないものの、その大半が再交付されたことについては一定の評価をしています。しかし、減額の理由や一連の経緯はまだ明らかになっていません。引き続き文化庁に説明を求めていく所存です。そして文化庁にはこの件を歴史的な汚点として、決して忘れずにいていただきたいと思います。署名はその証しとして、保存用として、改めて公の場で提出させていただきます。

ReFreedom_Aichi

【終了】2020年3月20日(金)19:00 - 24:00

「空気 ・アンダーコントロール」

DOMMUNE ✖️ Refreedom_Aichi + 豪華ゲスト(以下詳細)


この国に蔓延する”空気”と”コントロール”をキーワードに、表現の自由からウィルス、隔離、感染、自粛、に関するトークやレクチャー、アクションを緊急配信!

https://www.dommune.com/ 

>>>アーカイブ公開中!


■詳細

「空気・アンダーコントロール 」

2020年、各地で非常事態宣言が続発される世界。コロナという「見えない不安」を媒介に、公権力と市民の協力による管理・規律が、まるで「空気感染」するように広がっている。新たな時代へと突入しつつある今、「表現の自由」を示し続けていくことは果たして可能だろうか?

昨年9月よりRefreedom_Aichiが募ったあいちトリエンナーレへの文化庁の補助金不交付決定に抗議する署名は105,616筆。この「表現の自由」を求める声を火種とし、集まったアーティスト、ミュージシャン、ジャーナリスト、思想家、憲法学者たちは、生権力と検閲のつながり、ハンセン病における強制隔離・絶滅政策の歴史、現代のSNS社会における市民の自粛・萎縮、3.11からコロナへ、そしてオリンピックへと連なる日本社会の「空気」の問題について思考を巡らせるレクチャー、トーク、パフォーマンス、サウンド・アクティビズムを披露する。

今回は、コロナウイルスの感染拡大を重く受け止め、3月第1週から既に無観客配信を実施しているDOMMUNEを舞台としたオンライン・デモンストレーションを駆使しながら、「空気」によってアンダーコントロールされた日本の発露である、あいちトリエンナーレ補助金不交付問題への最終レスポンスとともに「表現の自由」を多角的に問いかける。

 

■「空気アンダーコントロール」タイムテーブル

19:00   Phase1:イントロダクション by Refreedom_Aichi

19:15   Phase2:トークセッション 「緊急事態と表現の自由(文化庁問題、ひろしまトリエンナーレ)」

20:30   Phase3:パフォーマンス by 山川冬樹

20:45   Phase4:トークセッション「ハンセン病の歴史(強制隔離・絶滅政策)」

21:15   Phase5:パフォーマンス by Core of Bells 

21:30   Phase6:トークセッション「個として生きる(ネット炎上や同調圧力) 」

22:00   Phase7:マニュフェスト Refreedom_Aichi 態度表明

22:15   Phase 8:文化庁に対する10万筆の署名について

22:45   Phase9:パフォーマンス by Protest Rave

 


■出演

伊藤詩織(ジャーナリスト・映像作家)、卯城竜太(Chim↑Pom)、キュンチョメ(美術家)、Core of Bells (ハードコア・パンクバンドかつパフォーマンス集団)、小泉明郎(美術家)、志田陽子(憲法学者)、諏訪敦彦(映画監督)、ダースレイダー(ラッパー)、高桑和巳(慶應義塾大学教授)、高橋伸行(名古屋造形大学教授)、高山明(演出家)、藤井光(美術家)、Protest Rave:篠田ミル(DJ)・Mari Sakurai(DJ)・Mars89(DJ)、村山悟郎(美術家)、山川冬樹(ホーメイ歌手・美術家)

■声の出演
宇川直宏(DOMMUNE、”現在美術家")

※五十音順
※内容、出演者は変更になることがあります。

 

[前回の署名提出(2019年11月8日)について]

 

文化庁補助金不交付中止への抗議に署名してくださいましてありがとうございました。おかげさまで2週間あまりで10万筆を超える署名が集まり、その署名を提出すべく11月8日に文化庁に行きました。しかし、結果として今回は提出できなかったことをご報告いたします。

私たちは署名開始2日後からこの一ヶ月以上の間、宮田長官に直接署名を渡し、長官のコメントをいただくべく文化庁に連絡をしてきました。しかしいくらお願いしても、「宮田長官は受け取れない」「長官のコメントも出せない」「会議室も用意されない」「担当部署のその日にいる者が文科省入り口の受付で受け取る」というお返事しかいただけていませんでした。その対応について、私たちは非常に残念な想いを募らせていました。そして、提出前日の深夜にようやく「会議室」を用意するという連絡を受け、また受け取る担当者が指定されました。しかし蓋を開けたら、通された「会議室」は、エレベーター脇の小さな倉庫とも通路とも言えるような場所です。私たちが預かっている10万筆もの署名が、宮田長官に届けられることなく、このまま物置に放置されるのではと警戒するのに十分な対応です。そのため、提出に対してふさわしい環境ではないと判断させていただき、残念ながら提出することはできませんでした。引き続き、10万筆の抗議の声の重さを認識してもらうために文化庁の担当者と交渉を続けていきたいと思います。そして、文化庁は必ず10万筆への敬意を示してくれると信じています。

また、署名提出当日午前中に日比谷図書館ホールにて、この国で様々な形で文化に携わり現場を動かしている諸団体・学会及び個人との連携作りが行われました。ジャンルや地域を超えて、全国から団体の代表者及び個人が集まり、危機感が共有され、お互いが持っている情報、取り組み、さらにこの先の動き方について様々な案が集められました。不交付決定の撤回に対する抗議だけにとどまらない、この国のこれからの文化政策と文化環境の未来を、建設的に築き上げていくための重要なネットワークが作られたと思います。また、署名不提出後の記者会見では、ダースレイダーさん(ラッパー・ヒップホップミュージシャン)、熊倉純子さん(日本文化政策学会会長)、アンドリュー・マークルさん(編集者・ライター)、毛利嘉孝さん(東京芸術大学教授)、野田邦広さん(鳥取大学教授)、塚口麻里子さん(OPAM理事長)、林道郎さん(美術評論家連盟常任委員)、クワクボリョウタさん(メディア・アーティスト)という錚々たる皆様にご登壇いただき、この不交付決定問題についての問題点がメディアに向けて表明され、また文化行政及び文化創造に長年携わってきた方々の深い知見と知識溢れる言葉によって今後の行動の指針が示されました。

この文化庁補助金不交付問題は、顔の見える範囲で物事が起こっていたあいちトリエンナーレとは規模の全く違う問題です。私たちアーティストができることは非常に限られています。しかし同時にアーティストにしか出来ないこともあります。今後は、この日に繋がった各団体及び専門家の皆様と情報を共有し、多層的かつ多角的に連携しながら、現在脅かされている文化環境の回復そして未来の創造へのアクションを、アーティストならではのアプローチで進められたら考えています。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

2019年 11月20日

ReFreedom Aichi

ReFreedom_Aichi -あいトリ2019を「表現の自由」のシンボルへ

クラウドファンディングは、2019/09/10に募集を開始し、皆様のご支援により目標金額を達成いたしました。Refreedom_Aichi 一同、心より感謝申し上げます。(2019/10/14)

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